SMA SIMULATOR
SMA(単純移動平均線)の計算式シミュレーター
移動平均線は、チャートの上に引かれるいちばん基本の線です。どう計算して、どうやって線になるのかを、チャートを1本ずつ進めながら見ていきます。
- SMA(20)
- SMA(5)
- ▲▼◆ サイン
よく使われる期間:5・20・25・75本。200もよく使われますが、この見本(120本)では線が出ません。
チャートは USD/JPY に似せて乱数で作った見本で、本物の相場ではありません。チャートをタップすると、その足に移動します。
この足の計算
- 直近20本の終値
- 150.937150.928150.862150.829151.031150.973151.193151.222151.299151.441151.377151.299151.401151.349151.543151.642151.713151.748151.676151.837
- ぜんぶ足す
- 合計 3026.300
- 20で割る
- 3026.300 ÷ 20 = 151.315
- 前の足との差
- 新しく入った 151.837 − 抜けた 150.916 = +0.921
これを 20 で割った +0.046 だけ線が動く(151.269 → 151.315) - 比べる線:SMA(5)
- 151.723
チャートに点を打つまで
SMAの値 151.315 を、画面のどこに置くか(ピクセルの位置)に直します。
x = 左はし + (足の番号 + 0.5) × 足の幅 = 6 + (85 + 0.5) × 4.80 = 416.4 px y = 枠の上 + (上限 − 値) ÷ (上限 − 下限) × 枠の高さ = 10 + (152.488 − 151.315) ÷ (152.488 − 149.807) × 290 = 136.9 px
1本前の点 (411.6, 141.9) から、この点まで直線を引きます。これを1本ごとにくり返したものが、チャートの線です。
ここまでに出たサイン
期間5の線が、期間20の線を抜けたところに印を付けています。
- 59本目▲ゴールデンクロス(短い線が長い線を上に抜けた)
- 36本目▼デッドクロス(短い線が長い線を下に抜けた)
86本のうち 2 回
見本のチャートは乱数なので、サインのあと上がったかどうかに意味はありません。見るのは「どんな形のときに、どれくらい出るか」です。
計算式
たとえば期間5なら、いまの足を含めた5本の終値を足して、5で割るだけです。どの足も同じ重さで平均します。
次の足に進むと、新しい足が1本入って、いちばん古い足が1本抜けます。だから線の動きは「入った足 − 抜けた足」を n で割った分になります。上のシミュレーターの「前の足との差」で、この数字を確かめられます。
ここが少しおもしろいところで、いまの値動きが静かでも、n本前の大きな足が抜けるだけで線が曲がることがあります。
期間を変えると、どう変わる?
期間が短いと、線はローソク足にぴったりくっついて、細かく曲がります。期間が長いと、1本の足の影響が小さくなるので、線はゆっくり動きます。
そのかわり、長い線ほど遅れます。SMAはn本の「真ん中あたり」の値段を指しているので、遅れはおよそ n の半分の本数です。
よく使われる期間
証券会社やFX会社の解説でよく挙がるのは、短い期間なら5・20・25、中くらいなら75、長い期間なら200あたりです。日足なら、5日は約1週間、25日は約1か月、75日は約3か月にあたります。
このシミュレーターは期間20で始まり、比べる線は5にしています。スライダーの下のボタンで、よく使われる期間にすぐ切り替えられます。200は、見本の本数(120本)が足りないので試せません。
ちなみに、20と75を比べてみると、この見本ではどの形でもクロスが1回も出ません。長い線ほどゆっくり動くので、クロスが出るのはまれになります。
トレードでの使われ方
よく紹介される使い方は、次の3つです。どれも「こう読む人が多い」という話で、これで勝てると確かめたものではありません。
- 流れの向きを見る:線が上向きなら上昇、下向きなら下落の流れと見ます。値段が線の上にあるか下にあるかも、同じ目的で見られます。
- ゴールデンクロス・デッドクロス:短い線が長い線を上に抜けたら買い、下に抜けたら売りのきっかけにします。チャートの ▲ ▼ がそれです。
- 押し目の目安:上昇中に値段が線まで下がって、はね返るところで買う、という使い方もあります。
気をつけること
クロスは、値段がもう動いたあとに出ます。平均なので、どうしても遅れるからです。
また、横ばいの相場では線も横を向くので、短い線と長い線が何度も交差します。シミュレーターで相場の形を「横ばい(レンジ)」に切り替えると、サインが何度も出るのが見えます。
ふくり博士
平均は「過去のまとめ」じゃ。未来を当てる線ではなく、いまの流れを落ち着いて見るための線と思っておくとよいぞ。
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