RSI SIMULATOR
RSIの計算式シミュレーター
RSIは、0から100の間を動くインジケーターです。70や30という数字は何を表しているのか、計算式が2種類あるのはなぜかを、計算を追いながら見ていきます。
- RSI(14)
- ▲▼◆ サイン
よく使われる期間:9・14本。14が初期設定になっているチャートが多く、9を使う人もいます。
チャートは USD/JPY に似せて乱数で作った見本で、本物の相場ではありません。チャートをタップすると、その足に移動します。
この足の計算
- 前の足との差
- 151.837 − 151.676 = +0.161
- 上がった分 / 下がった分
- 上 0.161 / 下 0.000
- 上がった分の平均
- (0.0601 × 13 + 0.161) ÷ 14 = 0.0673
- 下がった分の平均
- (0.0266 × 13 + 0.000) ÷ 14 = 0.0247
- RS(上 ÷ 下)
- 0.0673 ÷ 0.0247 = 2.7275
- RSI
- 100 − 100 ÷ (1 + 2.7275) = 73.17
チャートに点を打つまで
RSIの値 73.17 を、画面のどこに置くか(ピクセルの位置)に直します。RSIやMACDは価格と単位が違うので、下の別の枠に描きます。
x = 左はし + (足の番号 + 0.5) × 足の幅 = 6 + (85 + 0.5) × 4.80 = 416.4 px y = 枠の上 + (上限 − 値) ÷ (上限 − 下限) × 枠の高さ = 324 + (100.00 − 73.17) ÷ (100.00 − 0.00) × 140 = 361.6 px
1本前の点 (411.6, 366.9) から、この点まで直線を引きます。これを1本ごとにくり返したものが、チャートの線です。
ここまでに出たサイン
RSIが70を下に割ったところ、30を上に抜けたところに印を付けています。
- 85本目▼70を上から下に割った(買われすぎから戻り始めた)
- 77本目▼70を上から下に割った(買われすぎから戻り始めた)
- 27本目▼70を上から下に割った(買われすぎから戻り始めた)
86本のうち 3 回
見本のチャートは乱数なので、サインのあと上がったかどうかに意味はありません。見るのは「どんな形のときに、どれくらい出るか」です。
計算式
まず1本ごとに、前の足からいくら動いたかを見ます。上がった足は「上がった幅」に、下がった足は「下がった幅」に分けます。それぞれの平均を出して割ったものがRSです。
最後の式は、RSを0〜100の間に収めるためのものです。上がった幅と下がった幅が同じならRSは1で、RSIは50になります。
RSIが見ているのは値段の高さではなく、勢いのかたよりです。値段が高くても、最近の動きが下げばかりならRSIは低くなります。
計算式が2種類ある
違うのは「平均のとり方」です。
- ワイルダーの方式(RSIを考えた人の方式):最初だけ単純に平均し、そのあとは「前回の平均 ×(n−1)+ 今回の幅」を n で割ります。前回の平均を引き継ぐので、古い足の影響が少しずつ残ります。このページの基本の線はこちらです。
- 単純平均の方式:毎回、直近n本の幅をそのまま平均します。古い足はn本で完全に抜けます。
どちらを使っているかは、チャートソフトによって違います。ソフトを変えたらRSIの数字が少し違った、というときは、たいていこの違いです。
期間を変えると、どう変わる?
よく使われる期間は14で、初期設定が14になっているチャートが多いです。もっと早く反応させたくて9を使う人もいます。このシミュレーターは14で始まります。
期間が短いと、1本の大きな足でRSIが大きく動くので、70や30をよく超えます。期間が長いと、50のまわりで落ち着いて、70や30まで届きにくくなります。
トレードでの使われ方
よく紹介されるのは次のような使い方です。どれも勝てると確かめたものではありません。
- 買われすぎ・売られすぎ:70以上は買われすぎ、30以下は売られすぎと見て、反対の動きをねらいます。シミュレーターでは、70を下に割ったところに ▼、30を上に抜けたところに ▲ を付けています。
- ダイバージェンス:値段は高値を更新したのに、RSIは前の山より低い。こういうズレを「勢いが弱っている」と見る人もいます。
- 50より上か下か:50より上なら上げの勢いが強い、と流れの確認に使う人もいます。
気をつけること
強い上昇が続くと、RSIは70の上に張りついたままになりがちです。そこで「買われすぎだから売り」と入ると、上がり続ける相場に逆らうことになります。
シミュレーターで相場の形を「上昇トレンド」に切り替えて、売りのサインがどこで出るか見てみてください。
ふくり博士
「70を超えた=すぐ下がる」ではないのじゃ。強い相場ほど、買われすぎの状態が長く続くことを覚えておくとよいぞ。
あわせて読みたい
- MACD シミュレーター:もう1つの勢いを見るインジケーター
- ボリンジャーバンド シミュレーター
- トレンドとは
ほかのインジケーター
-
SMA
SMA(単純移動平均線)シミュレーター
移動平均線はどう計算して、どう描かれている? 期間を変えると?
-
EMA
EMA(指数移動平均線)シミュレーター
SMAと何が違う? なぜ早く反応する?
-
BOLLINGER BANDS
ボリンジャーバンド シミュレーター
±2σはどう計算する? バンドの外に出たら買い?売り?
-
MACD
MACD シミュレーター
MACDとシグナルは何の差? 設定を変えるとどうなる?
-
STOCHASTICS
ストキャスティクス シミュレーター
%Kと%Dは何の数字? ファストとスローは何が違う?
-
ICHIMOKU
一目均衡表 シミュレーター
5本の線はどう計算する? なぜ雲は未来に描かれる?
-
RCI
RCI シミュレーター
日付と価格の「順位」で何が分かる? ±80や9・26・52の意味は?
-
ATR
ATR シミュレーター
トゥルーレンジって何? 損切り幅はATRの何倍?
-
PARABOLIC SAR
パラボリックSAR シミュレーター
点はどう計算する? いつ上と下が入れ替わる?