ひとことで言うと

マージンコールとは、証拠金維持率が一定の水準を下回ったときに業者から届く警告のこと。「このままだとロスカットされますよ」という黄色信号です。

たとえば証拠金維持率100%でマージンコール、20%でロスカットという設定なら、維持率が100%を割った時点で警告が届き、20%を割るとポジションが強制決済されます。マージンコールからロスカットまでの間に対処する猶予があります。

ふくり博士(ひらめき)

ふくり博士

スマホのバッテリー残量に例えるとわかりやすいぞ。 残り20%で「バッテリー残りわずか」と通知が来る。 あれがマージンコールじゃ。 そのまま放っておくと電源が切れる — それがロスカットじゃな。

マージンコールの発動水準

マージンコールの発動水準は業者ごとに異なります。

業者の例マージンコールロスカット
XM50%20%
TitanFX90%20%
Exness60%0%
AXIORY50%20%

TitanFXは90%と高めの設定。早い段階で警告が届くので、対処する時間的余裕が大きい。一方、Exnessはロスカット水準が0%なので、マージンコール後も粘れる反面、最終的なダメージは大きくなりやすい。

マージンコールを受けたときの選択肢

マージンコールが発動したら、ロスカットされる前に取れる行動は主に3つ。

追加入金する。口座に資金を足せば証拠金維持率が回復します。ただし「ナンピン入金」の癖がつくと、泥沼にはまる危険があります。

ポジションの一部を決済する。複数ポジションを持っている場合、一部を手動で閉じれば必要証拠金が減り、維持率が回復します。

何もしない(ロスカットに任せる)。損切りの判断として、ロスカットを受け入れるのも一つの選択。ただし、ロスカット水準まで耐えると損失は大きくなります。

ふくり博士(考え中)

ふくり博士

マージンコールを受けること自体が、すでにリスク管理の失敗じゃ。 本来はもっと手前の段階で、自分のストップロスが発動しておるべきなのじゃ。 マージンコールは「あってはならない事態の最終警告」と認識するのがよいぞ。

国内FXのマージンコール(追証)

海外FXのマージンコールは「警告」で済みますが、国内FXでは話が違います。国内FXのマージンコールは事実上 追加証拠金(追証)の請求 を意味します。

期限内に追加入金しないとポジションが強制決済されます。さらに、相場の急変で口座残高がマイナスになった場合、そのマイナス分も支払い義務が発生します。

海外FXにはゼロカットがあるので、マージンコールの段階で対処できなくても、口座残高がマイナスになることはありません。この差は大きい。

複利との関係

マージンコールが発動する状況は、複利運用にとって非常に危険な局面です。証拠金維持率がそこまで下がっているということは、含み損が口座資金の大部分を食っている ということ。

複利運用の鉄則は「元本を大きく減らさない」こと。マージンコールを受ける前に、自分で設定したストップロスで損失を限定するのが基本です。

目安として、証拠金維持率が常に200〜300%以上を保てるロットサイズ で運用すれば、通常の相場変動でマージンコールに引っかかることはまずありません。複利で増えた資金に応じてロットを上げるときも、この水準を下回らないかをチェックしておくと安全。1回あたりの許容損失額からロットを逆算する考え方は FXの2%ルール で整理しています。

ふくり博士(注意)

ふくり博士

マージンコールを受けて追加入金する、という行動を繰り返す人がおる。 これは「損失を認めたくない」という心理の表れじゃ。 追加入金で延命しても、根本の問題(ロットが大きすぎる、損切りしていない)が解決しなければ、いずれ大きな損失に繋がるぞ。